ボアオ・アジア・フォーラムの周文重事務局長は17日、北京で開かれた記者会見で、中国の習近平国家主席をはじめ各国の指導者らがフォーラムに出席する予定で、出席する指導者の数が過去最高になることを明らかにしました。

　今年のボアオ・アジア・フォーラムは今月26日から29日の4日間の日程で中国海南省のボアオで開催されます。フォーラムは「アジアの新しい未来：運命共同体へ向けて」をテーマに、マクロ経済や地域協力、産業構造の転換、技術革新、政治と安全保障、社会と国民生活という6つの分野に及ぶ77の会議が設置されています。

　そのうち、地域協力が長年このフォーラムの重点に置かれており、今年のフォーラムでは注目されている「一帯一路（シルクロード経済帯と21世紀海上シルクロード）」、東南アジア諸国連合（ASEAN）共同体、東アジア経済共同体などに関連する国々の指導者を招待しています。中国の楊潔チ国務委員と王毅外相は28日午後、それぞれ「21世紀海上シルクロード」とASEAN共同体について演説を行う予定です。日本の福田康夫元首相と中国国務院の曾培炎元副首相らは東アジア経済共同体の構築について演説を行うということです。（殷、小山）　暮らし・経済へ