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 「村山首相談話を継承し発展させる会」、中国を訪問

2015-03-09 16:50:27     cri    

 日本軍国主義によるアジア諸国への侵略と植民地支配に対する反省の念を表明した「村山談話」の意義を継承し発展させるために結成した「村山談話を継承し発展させる会」(「村山談話の会」)が、訪中団を組み、今月9日から13日にかけて、中国の北京、上海、南京を訪問します。訪中団は、中国共産党幹部、学者、研究者、平和団体などとの交流・意見交換を通じて、日中両国国民が21世紀において友好関係と信頼関係を再構築する事を今回の訪中の趣旨としています。


記者会見に臨む訪中団団員

 北京滞在期間中、訪中団の団員は、「村山首相談話と日中関係」をテーマに、中国人民平和と軍縮協会、社会科学院、中国現代国際関係研究院、国際問題研究院などの専門家、学者、研究者と意見交換をする予定です。


鎌倉孝夫団長

 「村山談話の会」の共同代表で埼玉大学名誉教授でもある訪中団の鎌倉孝夫団長は、「村山首相談話を再確認し、その意義を明確することによって、中国との信頼関係を形成し、平和関係を確立することの一助」となればと、訪中の意義を語りました。


天木直人氏

 安倍首相が今年夏に発表する首相談話では、侵略や植民地支配などの言葉にこだわらないと表明したことを受け、「村山談話の会」の共同代表で元日本国レバノン特命全権大使の天木直人氏は、「過去の軍国主義の侵略を認めて、謝罪することは、村山首相談話の精神だ。この二つの言葉を避けるのであれば、日本政府の後退だ。そんなことをすれば、日本は、国際社会から孤立してしまう」と強く非難し、間違った談話を発表してはならないと、今回の訪中でも、主張を続けたいと表明しました。          


浅井基文副団長

 「村山談話の会」の共同代表で、元日本外務省中国課長でもある訪中団の浅井基文副団長は、「安倍首相談話を変なものとして出させないのは、緊急オペレーションとしての位置づけである。日本の政治を健全なものにし、これ以上の反動化、右翼化を許さないという根本的な課題は、日本人全体が考えなければいけない」、との認識を語り、社会により関心を持つよう呼びかけました。

 なお、「村山談話の会」は日本軍国主義によるアジア諸国への侵略と植民地支配に対する反省の念を表明した「村山談話」の意義を継承し発展させるために、2013年11月に、日本の政治状況に危機感を抱く多くの学者・文化人・大学教授・元外交官・ジャーナリスト・市民運動家が集まって、結成されました。(文・写真:李軼豪)

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