中国外務省の洪磊報道官は26日、北京で、象牙の違法取引を中国は容認しない上、象の密猟と象牙の違法取引などの取り締まりにおいて引き続き国際社会と協力し、国際社会が手を携え、象の保護に力を注ぐべきとの考えを述べました。

　このほど、あるイギリス動物保護組織が中国の指導層に対し、「中国および他の地域に象牙が提供されるため、１万頭以上のアフリカ象が毎年射殺されている。中国政府は、このような取引を禁止するよう努力すべきだ」と呼びかけました。洪報道官はこれに対し、「中国は象牙の密輸と違法取引行為を厳しく管理し、国民に対し、幅広い範囲で教育を行っている。ワシントン条約（CITES）のメンバー国として、中国は長期にわたり条約を守り、国際執法協力に積極的に参加している」と述べました。

　洪報道官は「中国はアフリカ象が生息する国と、積極的に交流や協力を展開し、人的トレーニングを強化し、象の保護に支援を提供している。国際社会は共に象の保護に取り組むべきだ」と述べました。（怡康、山下）暮らし・経済へ