欧州中央銀行（ECB）のドラギ総裁は22日、ユーロ圏に広がるデフレ圧力と景気低迷に対応するため、総額1兆ユーロ（約137兆円）を上回る規模の量的緩和政策（QE）に踏み切る方針を発表しました。

　ECBは3月から国債を中心とした資産購入を、月600億ユーロ（約8兆円）の規模に拡大し、2016年9月まで続けるとしました。

　ドラギ総裁はまた、中期的なインフレ率目標を2％弱に引き上げることにしていることから、2016年9月以降も量的緩和策が延長される可能性が大きいとみられています。（ZHL、林）暮らし・経済へ