中国の李克強首相は現地時間の21日午後スイスのダボスで、世界経済フォーラム（WEF）国際商工理事会の代表と対話と交流を行いました。

　中国の改革の重点問題について聞かれた際、李首相は政府と市場の関係処理を最も大きな課題とするほか、行政審査・承認制度の改革を推進し、市場の活力を生かし、公平に競争できる市場環境を作ることや、租税・財政と重要な金融分野の改革を推進し、公共サービス分野への財政投入を増やすこと、中小銀行と民間銀行を支援し、資本市場の発展を推進すること、投資前の内国民待遇およびネガティブリスト（禁止規定）制度の確立を模索し、サービス業の対外開放を拡大し、外資導入の規制緩和を進めることなどといった課題を取り上げました。

　また、中国経済のリスクについて李首相は、不動産市場の変動やシャドーバンキング（影の銀行）などにも言及しました。（ZHL、Kokusei）暮らし・経済へ