中国工業と情報化省所属の中国情報通信研究院が12日に発表したデータによりますと、2014年、中国国内の携帯電話の累計出荷量は4億5200万台となり、2013年の5億7900万台に比べ、21.9%減少したということです。
そのうち、2G携帯電話の出荷量は6049万7000台で、前年同期に比べ64.4%減少、3G携帯電話の出荷量は2億2千万台で、前年同期に比べ46%減少したのに対し、4G携帯電話の出荷量は1億7100万台に達したということです。
携帯電話出荷量が減少した理由について、中国における携帯電話の普及率がすでに相当高いレベルに達したためとみられています。2014年11月末までに、中国で携帯電話の契約ユーザー数は12億8千万に達し、普及率は約95%にのぼり、新規ユーザー数は少なくなっています。さらに、中国で4Gライセンスの発給が開始され、2Gと3G携帯電話の出荷減少につながりました。
その状況の中でも、中国ではスマートフォンの出荷量は依然として伸びています。2014年、スマートフォンの年間出荷量は3億8900万台に上り、市場シェアは86%に達しました。そのうち、アンドロイド(Android)搭載端末のスマートフォンは3億4900台出荷され、前年同期比12.4%減少したものの、スマートフォン出荷量の89.7%を占めています。
一方、アップル社のiPhoneは中国で好調な売れ行きを見せています。スイス銀行(UBS)の研究報告書によりますと、2014年第4四半期のiPhoneの出荷量で中国が初めてアメリカを上回ったということです。暮らし・経済へ
また、工業と情報化省の予測によりますと、今年も引き続き4G携帯電話が売れ、全国の4G契約ユーザー数も2億5000万に達する見込みだということです。(01/13 Lin, 小山)
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