12月22日、長野県の阿部守一知事は、東京にある中国国家観光局日本代表処を表敬訪問し、張西龍首席代表と観光や青少年交流などの分野での連携強化について意見を交わしました。
席上、まず阿部知事は、御嶽山の噴火、長野県神城断層地震に対し、多くの中国人から、お見舞いのメッセージが寄せてくれたことに感謝の意を表しました。その上で、白馬山麓のスキー場には被害がなく、安全確認も済んでいるので中国の観光客に足を運んでもらいたいと呼びかけました。
長野県は数年前から、海外からの青少年教育旅行を受け入ており、年間3千人近くを受け入れたこともあります。これをふまえて、阿部知事は、将来に向けた両国の友好関係を一層固める意味で、青少年の交流拡大に協力を求めました。
これに対して、張首席代表は、スキーなどの観光分野は、間違いなく大きなマーケティングにつながると述べ、観光交流に積極的な姿勢を示しました。青少年交流においては、中国からの学生訪日団が各地を訪れるようになり、以前の往来が復活しつつあるとの現状を伝え、ますます拡大していくだろうと語りました。
積極的に中国と医療交流を続けている松本日中友好協会会長の相澤孝夫さんは、今までの中国との交流を振り返り、より深い交流に尽力していく意向を表明しました。
東京で長野の情報発信をという位置づけで今年オープンした長野県のアンテナショップである銀座NAGANOの熊谷晃所長が、張首席代表に銀座NAGANOの状況を説明しました。
また、席上、出席者は地震対応、復興など防災経験について、意見を交わしました。(取材・写真:李軼豪)
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