米国際貿易委員会（ITC）は現地時間19日、措置に対する見直し調査の結果となるサンセット・レビューを下し、「中国とアラブ首長国連邦から輸入したポリエチレンテレフタラート（PET）商品に反ダンピング税を課し続けるが、ブラジルからの関連輸入品に対する貿易制裁を取り消す」と発表しました。

　今回のサンセット・レビューの対象となった具体的な商品は、PETの薄膜やシート、ストリップ（帯状）です。ITCが同日に出した声明は「中国とアラブ首長国連邦からの上述商品の反ダンピング税を取り消すと、再び米国の関連業界に実質的な損害をもたらすが、ブラジルの関連商品の反ダンピング税を取り消しても実質的な損害はない」としています。（ヒガシ）暮らし・経済へ