中国商務省対外援助局の王勝文局長は3日、エボラ出血熱の感染抑制に関する中国の支援状況などを説明するブリーフィングで、「エボラ出血熱抑制に関する国際協力において、中国は積極的でオープンな態度を取っている。リベリアのエボラ治療センターの建設において、SARS(重症急性呼吸器症候群)感染抑制と治療の経験を生かしている」と述べました。
王局長によりますと、リベリアの病床数100床のエボラ治療センターを支援するため、中国から毎回160人の医療チームを派遣し、センターの運営と管理を行います。中国はすでに480人の医療関係者の募集・訓練を終えており、今後3回に分けてリベリアへ派遣します。また、今後、アフリカ諸国のニーズに合わせて、病床や、焼却炉、救急車、オートバイ、ピックアップトラックなどの物資を提供します。リベリアなど一部の西アフリカの国で発生しているエボラ出血熱の感染に対応するため、中国政府は4月、8月、9月と10月の4回に分けて、計7億5000万元の人道的支援を提供したほか、13の国へ医療用品や食品、現金を提供したということです。(ZHL、小山)暮らし・経済へ
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