中国外務省の華春瑩報道官は21日に行われた定例記者会見で、「新しく就任したインドネシアのジョコ・ウィドド大統領がAPEC非公式首脳会談に参加するのを歓迎する」と述べました。

　華報道官は、全国人民代表大会常務委員会の厳雋（しゅん）琪副委員長が習近平国家主席の特使として、20日午前、ジョコ・ウィドド氏の大統領就任式に参加したことを紹介した後、「訪問期間中、厳副委員長はインドネシアの指導者らに習主席の祝賀の意を伝え、新しい時期の両国関係についてインドネシア側と意見交換をした」と述べました。

　また華報道官は、「現在、両国関係は速やかに発展している。去年、習主席がインドネシアを公式訪問し、双方は二国間関係を全面的なパートナーシップに位置づけた。中国はすでにインドネシアにとって最大の貿易パートナーとなり、インドネシアはASEAN(東南アジア諸国連合)において中国にとって二番目に大きい投資先となっている。両国間の実務的な協力は著しい成果を収め、その見通しはとても明るい」とした上で、インドネシア大統領のAPEC非公式首脳会談への出席に歓迎の意を表しました。（藍、高橋敬）