中国の習近平国家主席は15日、モルディブの元大統領であるマシーハ国会議長、与党モルディブ進歩党（PPM）のガユーム党首とそれぞれ会談を行いました。

　マシーハ議長と会談した際、習主席はモルディブの経済社会の発展を支援する方針を強調した後、「ヤーミン大統領とともに、中国とモルディブの未来志向の全面的友好協力パートナーシップの構築に合意し、貿易、観光、インフラ建設、海洋分野などの協力を拡大しながら、手を携えて21世紀の海上シルクロードの建設に取り組むため、両国の立法機関の協力強化を望んでいる」と期待を寄せました。

　モルディブ進歩党のガユーム党首はモルディブで古参の政治家として、1980年代に中国を訪れ、鄧小平氏に会い、長い間、中国とモルディブの友好に取り組んできました。これに対し、習主席は称賛の意を伝え、中国共産党はモルディブ進歩党と共に交流と協力を続けていきたいとの考えを示しました。（09/16　Lin,高橋敬）