中国の李克強首相は5日、北京を訪問中のマレーシアのハリム国王と会談しました。

　李首相は「中国は、消息不明のMH370便の捜索作業において、マレーシアと密接な協調を保ってきた。マレーシアには、引続き中国との交流を強化し、関連作業を進めるよう期待する。中国はそれに必要な手助けと協力をする」と述べました。

　李首相は「中国は、東アジア諸国連盟（ASEAN）との友好と互恵共栄の政策を揺ぎ無く施行する。マレーシアは、中国と国交を樹立した最初のASEAN国家で、来年はASEANの輪番議長国を担当する。中国は、マレーシアと共に、中国とASEANの関係、東アジアとの協力を推し進め、地域の平和と安定、発展を推進したい」と話しました。

　ハリム国王は「マレーシアと中国の関係は非常に緊密で、両国のハイレベル交流も密接に行われている。マレーシア国民の中国国民に対する感情も友好的で、両国が協力を強めることは、双方に有益に働く。マレーシアは、MH370便の捜索活動において、中国の支持に感謝し、引き続き密接な交流を保ちたい」と話しました。（劉叡、小山）