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モンゴルを公式訪問中の中国の習近平国家主席は21日、ウランバートルでエルベグドルジ大統領と会談を行いました。両国元首は両国関係の発展を振り返り、今後の各分野での交流と協力計画について話し合いました。そして、重要な共通認識に達し、両国関係を全面的な戦略的パートナー関係に昇格させることで合意しました。
習主席は「中国とモンゴルは国交樹立以来65年間、友好と協力が両国関係の柱である。双方は相手国が自国の国情によって政治制度と発展の道を選択することを尊重し、相手国の核心的利益と重要な関心事を考慮してきた。相手国の発展は自国の発展にとってもチャンスだと考え、両国関係を発展させてきた。これは、得がたいものなので、大切にしなくてはいけない。中国はモンゴルと、善隣友好、相互信頼、互恵協力を進め、共同発展と繁栄を実現させていきたい。今回、双方が両国関係を全面的な戦略的パートナー関係に昇格させることで合意したことは重要な戦略的意義があり、両国と両国人民の根本的な利益に合致する」と述べました。
習主席はまた、「双方は政治と安全保障の面で協力を強化すべきだ。私はエルベグドルジ大統領と引き続き共に関心を寄せる問題について交流を保ちたい。実務的な協力を全面的に拡大させ、鉱産物の加工、新エネルギー、電力などの分野での協力を強化していく。人的交流を深め、両国の友好交流年の記念活動を共に行い、特に両国の青年、メディア、無形文化遺産保護などの分野での協力を強化していく。また、国際協力などを推進し、国連やアジア欧州会合(ASEM)、上海協力機構(SCO)などとの協力を強化していく」と述べました。
エルベグドルジ大統領は「モンゴルは中国との善隣友好と協力を非常に重視している。これはモンゴルの外交政策で最も重要な方針だ。両国が全面的な戦略的パートナー関係を樹立したのは両国関係が歴史的な最良の時期に入ったことを示している。モンゴルは一貫して、台湾やチベットなどの問題で中国の立場を支持し、中国を分裂させようとするいかなる勢力及び活動をも支持しない。中国との貿易を拡大し、農牧業や石炭、電力などの分野での協力を強化したい。また、両国の人的交流を支持し、相互理解と友情を深めたい。そして国際問題と地域問題で中国と緊密な交流を保ち、地域の平和と安定を共に維持したい」と述べました。(玉華、keiko)
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