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 中国がイタリア大手企業の株式取得を加速

2014-08-06 15:10:27     cri    

 イタリアメディアの報道によりますと、中国中央銀行はこのほど6億7000万ユーロ(920億円)でフィアット自動車を含むイタリアの大手企業3社の株式の一部を取得しました。これで今年に入って中国資本によるイタリアでの高額投資は4回目になるということです。

 5日付けのイタリアの新聞『コリエーレ・デラ・セラ』は「中国人民銀行は7月にイタリアののケーブル大手プリズミアン社の株式2.018%、フィアット・クライスラー社の株式2.001%、イタリアの電気通信大手テレコム・イタリアの株式2.081%をそれぞれ取得した」と報道しています。

 株式取得の対象となった3社はいずれも大手企業です。プリズミアン社はエネルギーと通信ケーブル業界の大手として、創業130年、従業員数1万9000人、世界50カ国に91の工場を持っています。フィアット・クライスラー社は合併後、世界7番目の自動車製造グループとなっています。テレコム・イタリア社はイタリアの電気通信分野で最大手です。

 この半年間、中国資本は一連の大規模な株式取得を進めています。中国人民銀行は3月に21億ユーロ(約2900億円)で、イタリアの大手エネルギーグループであるエニグループの株式2.102%、イタリアの大手電力・エネルギー会社エネル社の株式2.071%をそれぞれ取得しました。今回の株式取得は中国資本のイタリア重要産業への進出のきっかけになると見られており、イタリアで注目を集めています。(殷、敬明)暮らし・経済へ

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