中国の習近平国家主席は現地時間の19日、首都・ブエノスアイレスでブドゥ副大統領兼上院議長（左）とドミンゲス下院議長（右）と会談しました。

　習主席は「中国とアルゼンチンの協力は平和発展の時代の流れに合致しており、両国と国民に恩恵をもたらしている。昨日、フェルナンデス大統領との会談で豊富な成果を得たほか、両国関係を全面的戦略パートナー関係に引き上げることを決め、交流と協力を強化することで幅広い共通認識を得た。現在、両国関係は新たな歴史的スタート地点に立ち、双方は互いを重要なパートナー、そしてチャンスとみている。今後も相互協力を強め、共同発展を促したい」と述べました。

　ブドゥ副大統領兼上院議長とドミンゲス下院議長は会談で、「習主席のアルゼンチン訪問は、双方の信頼と協力を促し、両国関係を新たな段階に推し進め、大きな影響をもたらした。アルゼンチンは、中国の夢を支持する。中国の発展は世界の多極化にプラスとなる。両国の協力は、共同発展の夢を実現すること、新興市場国家と発展途上国の団結と協力を強めること、更には公正で合理的な国際秩序を設立することにも有益だ。アルゼンチン国会及び各党派は両国関係の発展を支持し、中国との交流を強め、協力と友情を深めたい」と話しました。（劉叡、吉野）