中国の建機大手「三一重工」がオバマ米大統領と外国投資委員会(CFIUS)を相手取った訴訟で15日、米コロンビア特別区地方裁判所は「三一重工」の言い分を認める判決を下しました。「三一重工」の勝訴は、中国企業の類似裁判において初めてとなります。
コロンビア特別区地方裁判所の判決によりますと、米国側が中国側の合法的な権益を損なった。オバマ大統領の禁止令は法的プロセスの正義に背き、中国側の合法的な権益を奪ったとしました。さらに、米国側は決定の根拠に関する非機密扱い情報を公開し、中国企業が関連情報を理解し、対応できるチャンスを与えるよう呼びかけました。
「三一重工」の関連会社、Ralls社が米国オレゴン州の海軍軍事基地の近くにある4ヵ所の風力発電プロジェクトを買収しようとしましたが、国家安全を損ねるとして、外国投資委員会(CFIUS)から建設停止を命じられました。同委員会は、「三一重工」の設備使用、同社社員による同プロジェクト区域の立ち入りと譲渡を禁じ、補償金を支払わずに社員を追い払ったということです。また、オバマ大統領は大統領命令を出し、同プロジェクトの中止を求めたということです。(07/16 Lin、山下)国際・交流へ
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