楊国務委員は、関連問題についての中国の立場を明らかにし、「中国は終始、戦略的、長期的な視点から中国とベトナムの関係を重視し、ベトナムと共に努力して、両国の全面的戦略的協力パートナー関係の健全かつ安定した発展を推進していきたい」と述べました。
また、楊国務委員は、「現在、中国とベトナムの関係は困難な局面に直面している。これは、ベトナム側がこの1カ月余りの間、中国側が西沙諸島近海で行っている石油掘削作業に不法に妨害を加え続けていることによるものだ。西沙諸島は中国固有の領土であり、何の争いも存在しない。中国企業の関連作業は西沙諸島近海に位置し、この10年来同じ海域で行っている探査活動の続きであり、合法かつ合理的ものだ。中国は国の主権と海洋権益を維持し、関連作業の安全と順調を確保するためにあらゆる必要な措置を講じていく」と指摘しました。
さらに、「現在の海上問題に対して、双方は交流を強化し、政治的、外交的な努力を通じて適切な解決方法を見出し、問題の拡大化、複雑化、国際化をしないようにするべきだ」と強調しました。
ファム・ビン・ミン外相は、「ベトナムは中国と共に、両国関係の改善と発展に努力したい。現在の海上情勢について中国と緊密な交流を保ち、緊張した情勢をコントロールし、関連の問題を適切に解決したい。同時に、両国が平和的な方法で食い違いを解決する能力があると世界の国々に表明したい」と述べました。(玉華、kokusei)
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