中国国家発展改革委員会の解振華副主任は10日、深センで、「中国は、各方面と協力を強化し、調印した協力了解覚書を実行に移し、『南南協力』の範囲と成果を一層拡大することで、全世界による気候変動対応に新たな貢献をしていきたい」と述べました。

　解副主任は、「2011年以来、中国政府は気候変動対応のための『南南協力』に力を入れ、毎年、7,000万元（約1,100万米ドル）の資金を投入して、省エネ製品と低炭素製品の寄贈、気候変動への適応、対応能力養成などの面で、その他の発展途上国にできる限りの援助を提供してきた」と述べました。

　また、「次の段階では、中国は発展途上国の需要に合わせて、その途上国の気候変動対応のために実物の援助をすると共に、これらの途上国の技術革新能力を高めるための技術支援と人材養成のための支援をする。また、国連開発計画（UNDP）と共に『南南協力基金』の設置について検討する」と述べました。（玉華、小山）暮らし・経済へ