中国国際放送局(CRI)日本語部と北京日本文化センターの共催による朗読交流会「青木裕子の『銀河鉄道の夜』」が6月7日に、開催されます。
日本各地を巡回している青木裕子さんの初の北京来訪です。宮澤賢治の『銀河鉄道の夜』を使い、朗読の楽しさや日本語の魅力をお届けすると同時に、日本における「朗読」のあり方をめぐり、中国の朗読愛好者と交流します。CRIアナウンサーによるインタビューや、来場者への朗読指導なども予定しています。朗読や日本語に興味のある方、お見逃しなく!
青木裕子さんへの質問を募集します。抽選でプレゼントもあります。
このページへ書き込むか、日本語部のメールアドレス(riyubu@cri.com.cn)宛てに、名前、住所、希望のグッズを書き添えの上、ご応募ください。質問を寄せてくださった方の中から、青木裕子が朗読を担当する「銀河鉄道の夜」CDか、CRIの王小燕アナウンサーが翻訳した『銀河鉄道之夜』(上海訳文出版社)の書籍を抽選でお送りします。
日時:2014年6月7日(土)15:00~17:00
場所:建外大街SK大厦3F北京日本文化センター
言語:中国語・日本語(逐次通訳あり)
定員:先着80名
お申し込み
【E-mail】event@jpfbj.cn("event0607"と明記)
【SNS】 "CRI日语频道"微博私信&微信留言(请标注"朗读会报名")
名前、職業、連絡方法(Eメールと携帯電話)を明記の上、ご応募ください。
【プチインタビュー】
――青木さんはこれまで、中国にいらしたことはありますか?
はい、4年ほどまえ1回だけ2泊3日で大連に行きました。そのころはNHKの退職を控えて、私費で「軽井沢朗読館」を建てていました。大きな建築関連の展示会が大連であり、建材などいいものがあるので見に行かないかと誘われ、行ったことのない中国に行ってみたいと訪れました。中華料理がおいしかったです。
――今回のイベントにどのような方たちに参加してほしいとお考えですか。交流会に寄せる期待をお聞かせください。
日本の文化と、日本と中国の良い関係に関心がある人。どんな人でも大歓迎です。
朗読会によって大きな効果を期待しているわけではありません。文化は違ってもお互いに尊敬できる本質的な何かをその場で感じることができればいいと願っています。宮沢賢治の探していたものは人類普遍の幸福への道です。お祭りのような一過性のイベントではなく、後になっても心に残る、心の糧となるような企画になったらいいですね。
――今回の朗読交流会に関心を寄せてくれている中国の皆さんに一言、メッセージをお願いいたします。
私は朗読という文芸作品などの文章をそのまま声に出して読んでいく、とてもシンプルな音声表現活動を行うことで、その作品世界を多くの人と分かち合い、その素晴らしさ、豊かさを一人でも多くの人と一緒に楽しんで、人生を豊かにして行きたいと願うものです。
このたび、6月の上旬に日本語に感心を寄せてくださる皆様に、中国でお会いできることになり、今、幸福の女神に抱き着かれた気分でおります。
今回は日本の東北が生んだ宮澤賢治という素晴らしい作家の作品を朗読することになりました。宮澤賢治は大自然の巡り行く現象の中に、人間の喜び、悲しみ、希望といった心の動きや人間存在の根源的な問いを織り交ぜ、見事に創造の世界を作り上げた作家です。
彼の描く世界は壮大な宇宙空間や自然現象が軸になっていますので、国境を越えた人間普遍のテーマとしてわかりやすく、言葉の違いがあっでも、きっとその思いは深く心に残り、共通の何かが生まれることになるでしょう。
今回、このまたとないチャンスを作ってくださった皆様に心から感謝を申し上げ、お目にかかれる日を楽しみにしております。
【青木 裕子(あおき・ゆうこ)さん】
朗読家・軽井沢朗読館館長、元NHKアナウンサー
1973年、大学卒業後日本放送協会(NHK)に入局、以降37年間一貫してアナウンサーを務める。テレビ番組のキャスター、リポーターを務める傍ら、主に社会福祉関連の番組で取材・制作を継続的に行う。また、ライフワークとして朗読を行い、番組の制作を担当する。
2010年の退職後は、長野県軽井沢に「軽井沢朗読館」を私費で建設し、同館の館長として朗読や音声表現の楽しさを広め伝える活動をおこなっている。また全国各地で朗読会を開催。
2013年1月、軽井沢町立図書館館長に就任。
現在FM軽井沢で、朗読番組『軽井沢 朗読散歩』を好評放送中
★(月~金)9:00~9:30 (土)20:00~20:30(月~金曜日5回分の総集編)(いずれも日本時間)
(ネットではhttp://fm-karuizawa.co.jp/introduction.html で聴取可能)
写真で見る軽井沢朗読館
★聞いてみよう 青木裕子さんの声
ご挨拶:北京の皆さんへ
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朗読:北原白秋「落葉松」
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朗読:宮沢賢治『銀河鉄道のよる』から
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