中国外務省の華春瑩報道官は7日、定例記者会見で現在のウクライナ情勢について、「中国側は国際関係において、制裁を実施するあるいは制裁を手段に相手に脅威を与えることに一貫して反対する。関係各方面はできるだけ早く政治対話と和解プロセスを開始するよう」呼びかけました。
マスコミから「アメリカ政府は、もしロシアがウクライナ東部都市の住民投票を合法だと認めるなら、ロシアに対する追加制裁を実施するという意向を表明した」という声が出ました。
それを受けて、華報道官は「制裁について中国の立場は一貫して明確だ。われわれは国際関係において、制裁の実施や制裁を利用して相手に脅威を与える行為に一貫して反対する。中国は現在のウクライナ情勢を非常に懸念している。関連各方面は冷静を保つべきだ。ロシア・アメリカ・EU欧州連合・ウクライナの4者は、ジュネーブ協議での合意に基づき、情勢が更にエスカレートするようないかなる暴力、武力行動を捨て、できるだけ早く政治対話と和解プロセスを開始し、情勢の緩和をはかるよう」呼びかけました。(Yin、高橋)
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