中国の李克強首相は現地時間の5日、アディスアベバのアフリカ連合本部（AU）で『中国・アフリカ協力のより美しい未来を切り開く』と題し、講演しました。アフリカの人々は「李首相が打ち出した6大事業の推進、中国・アフリカ協力フォーラムという1つの重要なプラットフォームを完全なものにすること、中国・アフリカ協力の更なる充実などの提案は、アフリカ諸国から歓迎されている」と表明しました。

　スーダン出身の政治問題のアナリスト、ムハンマド・ハサン・サイドさんは「李首相の講演は実務的で、いかに中国とアフリカ関係を強化し推進するかについて、一連の原則や構想、計画、具体的な案を出したうえで、今後の協力する分野を明確にし、中国の指導者をはじめ、政府や国民が中国とアフリカとの友好をさらに固める願いを示している」と話しました。

　また、ジンバブエの学者、ジョンソンさんは「李首相の講演は双方の協力に新しい内容と活力を注いだ。そのうち、提案された中国とアフリカとの協力の充実は、アフリカ大陸がずっと期待しているものだ」と期待を寄せました。

　エジプトの中国駐在大使だったアハメッド・レズカさんは「李首相の講演は多くの重要な情報を伝えた。最も大切なのは、中国の指導者がアフリカ諸国の発展を支持し続けていくことだ。提案された協力の深化への基本的な原則は、双方の協力における新たな1ページを開いた」と述べました。（Yin、山下） 国際・交流へ