中国南部安徽省歙県の山間部にある土楼は、長い歴史を持つ伝統的な民間建築です。歙県の土楼は厚い土壁と木からなり、夏は涼しく、冬は暖かい、居心地の良い住まいとして知られています。
歙県では陽産村の土楼が一番有名です。300年以上の歴史あるといわれています。土楼は標高800メートルの山あいに建てられ、土楼と土楼の間は、石畳の道や階段でつながっています。
周囲は青々とした山に囲まれ、泉の水が土楼の間を流れ、鳥の囀りも聞こえてきます。陽産村の土楼は、環境と調和した、まさに美しい絵画のようです。
陽産村の住民はみなさん、鄭という姓で、お茶を栽培して生計を立てています。多くの農家は今も「日出而作日入而息」、陽がのぼれば働き、陽が沈めば休むという伝統的な暮らしを続けているということです。 (hj) 旅行・文化へ
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