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 中国の国家イメージ、安定化に向かう全体像

2014-02-25 14:46:35     cri    

 北京でこのほど発表された『世界における中国の国家イメージ調査報告2013』によりますと、中国の国家イメージが全体的に安定に向かっています。外国の若者の目に映った中国イメージがより積極的で、海外の一般市民が中国になじみを感じる分野は文化と科学技術であるのに対し、政治に対してあまり理解していないことも分かりました。

 この報告書はチャハル学会、中国外文局対外コミュニケーション研究センター、調査・研究機関である華通明略の共同作業で作成されました。イギリス、アメリカ、南アフリカ、インド、ロシア、ブラジル、中国など7カ国を対象に実施し、サンプル数は3017人です。

 それによると、中国の国家イメージが全体的に安定に向かっています。「悠久の歴史がある文明の栄えた国」が62%の国際認知度に達しています。一方、中国にみられる問題について、格差の拡大(41%)、閉鎖的な上、旧習を守っている(33%)、社会の衝突が激しい(26%)が上位を占めています。

 約4分の1が、中国にある程度の脅威性があると思っていると同時に、中国が世界の問題に責任を果たしていると思う人が15%で、あまり世界の問題に貢献していない人が12%でした。また、半分以上の外国人が中国人と付き合いたいと考えています。中でも、中国人の若者が評価されており、勤勉で活力に富んでおり、独立した見解と行動能力があることが特徴だと思われています。

 さらに、外国人の若者の中国イメージがより積極的なものだと判明しました。途上国にせよ、先進国にせよ、18~24歳の若者が、中国は世界一の大国になると考えていて、中国への観光を計画している割合も一番高い層となっています。

 海外の人たちに最も良く知られているのは、中国の文化と科学技術で、その認知度は3割ほどに達しています。6割以上が中国の文化を知りたいと思っており、3分の1が中国語を勉強したいと言い、中国観光がチャーミングな文化イベントになっています。ちなみに、海外の人たちから見ると、中国武術、食べ物、漢方が中国文化を最も代表するものです。対して、大学やメディアの影響力が最も低いことが分かりました。

 中国経済に対して、3割の海外の人たちは「ある程度知っている」と答え、6割の人が大国の仲間入りを果たせた主な要因は中国の経済発展だとみています。また、6割以上の人が、中国の経済成長は世界経済にチャンスをもたらすと考えており、とりわけ、発展途上国ではその割合が7割も超えています。  報告書では、海外の人たちは中国の政治をあまり知らないことも判明し、中でも、中国特有の政治的コンセプトをあまり理解していない人が約半分に達しています。このうち、先進国と発展途上国とでは、認識に大きな違いがみられ、途上国の方が、よりプラス評価となっているということです。(Yan、山下)暮らし・経済へ

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