シリア和平協議で仲介役を務める、国連とアラブ連盟のブラヒミ合同特別代表は29日、ジュネーブで、「シリア政府と反対派側との初の協議は31日にいったん終わる。双方は1週間後、2回目の協議に入る」との見通しを示しました。

　同日夜の記者会見で、ブラヒミ特別代表は「午前中の交渉では、過渡的な管理機関を設置する内容に及んでいるが、極めて初歩的な議論しか行っていない」と述べました。

　ブラヒミ特別代表は「シリア政府と反対派側は、ジュネーブで協議を継続したい意向を示しているが、意見の食い違いが大きい。双方にとって初めての協議であり、実質的な成果は期待していない。2回目の協議が順調に行われ、成果を収めることを期待している」と強調しました。（Yin、山下）国際・交流へ