中国の李克強首相は11日、大連・2013夏季ダボス会議の開幕式で挨拶し、「中国経済はモデル転換しなければ持続可能な発展ができない重要な段階になった」と述べました。

　李首相は、「モデル転換とレベルアップに着眼し、構造調整と最適化をしなければならない。内需拡大は最大の構造調整であり、都市部と農村部、地域間の協調発展を促進することが主要な任務だ。また、工業化と情報化、新型の都市化、農業現代化を実現することが基本的な道筋であり、サービス業の発展は重要な戦略的支えだ」と述べました。

　さらに李首相は、「新しい消費スポットを育成し、『ブロードバンド中国戦略』を実施していく。リンクの脆弱な部分を強化し、省エネと環境にやさしいプロジェクト、粗末な住宅が密集する地域の改造、都市部インフラの建設、中西部地区の鉄道建設などへの投資を増やし、特別貧困地域への支援を強化していく。また特別な政策と措置を制定して養老・健康・文化・教育などのサービス業を発展させる。技術革新駆動型発展戦略を加速し、イノベーションに力を入れ、科学技術と経済の深い融合を促進し、起業と革新のための社会的環境を作り出していく」と述べました。（玉華、大野）