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習主席が遼寧省を視察、革新の重要性を強調

2013-09-01 21:11:03     cri    

 中国の習近平国家主席は8月28日から31日にかけて遼寧省を視察しました。その際、習主席は「東北地方など古い工業基地を全面的に振興させることは国の既定戦略である。経験をまとめ、政策を健全化させると共に、革新を動力とする発展戦略を実施し、工業の革新的競争力を増強させていく必要がある」と述べました。そのうえで、古い工業基地の全面的振興に原動力を備えるため、戦略性のある新興産業と伝統的製造業の共同発展、現代的サービス業と伝統的サービス業の相互促進、情報化と工業化の融合といった産業発展の新たな構造を作り上げていかなければならないと強調しました。

 習主席は大連の船舶重工グループや大連ハイレベル技術産業パークなどを視察したほか、中国の設備製造業が集中する古い工業区である瀋陽市の鉄西区では、瀋陽送風機集団股份有限公司や、遠大企業集団、瀋陽旋盤集団などの企業を視察し、従業員らと交流しました。その際、習主席は「戦略性のある新興産業と先進的製造業を兼備するハイレベル設備製造業を発展させ、新興設備製造産業クラスターを育てると共に、中国の製造と創造を支えるハイレベル人材の育成に取り組んでいかなければならない」と強調しました。

 また習主席は、古い工業基地の企業にリストラされた後、再就職を実現した人を訪ね、住宅団地のサービスや、困っていることなど自ら現在の生活の様子について聞きました。またリストラされた労働者や定年退職者、住宅団地の幹部代表が参加した座談会では、「市民によい暮らしをさせるのは私たちの全ての仕事の出発点と目的だ。数年前、古い工業基地ではリストラされた労働者が多かった。党と政府は彼らの仕事、家庭と生活に関心を寄せるべきだ」と指摘しました。

 視察期間中、習主席は遼寧省委員会と政府の活動報告を聴取し、ここ数年の遼寧省の成果を認めたうえで、遼寧省の幹部と住民が「鄧小平理論」、「三つの代表」という重要な思想と科学発展観の指導の下で、改革革新を推進し、全面的に活動方法を改善させるとともに全面的な振興で、豊かで文明と幸せに溢れる新たな遼寧を建設するために努力してほしいと、今後への期待を示しました。

 また習主席は「幹部の考え方と業務のやり方の改善が複雑な矛盾に対応し、当面の各作業を全うする重要な保障である」と強調し、「幹部の考え方と業務のやり方の改善は根本的に党の性質に関わる問題である。幹部は考え方と業務のやり方を改善し、かつ党員としての教養強化を結びつけて、誠実と信用を重んじ、ルールと規律を守り、言行一致を実践しなければならない」と指摘しました。

 さらに遼寧省の一部の地区は洪水に見舞われ、多くの死者と経済的損失が出たことに対して、習主席は被災者の今後の生活を確保し、被災地の社会的安定を維持すると共に、再建活動に取り組んでいくよう求めました。(Katsu、吉野)

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