「希望の画」と題した日本の東北被災地の子どもたちの絵画展が10日から北京の「水立方」で開催されています。日本の東北被災地と中国四川大地震の被災地の子供達を結ぶ、日中芸術文化交流『希望の画プロジェクト』の一環で、「夢と希望」をテーマに、日本の子どもたちの絵とメッセージが約280点が展示されています。主催は演出家で写真家の酒井靖之さん。会期は25日まで。
今回の絵画展に続いて、中国・四川地震被災地の子どもたちの日本の東北被災地の子どもたちに向けた絵画展を来年、日本で開催することを目指しており、会場では中国の子どもたち向けに日本の被災地の子どもたちへの絵やメッセージの募集もしています。
主催者の酒井さんは20代前半、一人旅で中国に滞在していた時の体験から中国に対する歴史観が大きく変わり、「戦争を知らない世代でも未来への責任はある」との思いは、その後、中国とかかわる一連の活動の原点となっています。
酒井さんは会場で、「この展示会を通して、中国の人に日本の被災地の子どもたちが逞しく立ち上がっていることを知ってもらいたい。日中両国が仲良くなればいいと思う子どもたちが日本にたくさんいることを知ってもらいたい」と期待を話していました。(王小燕、大野)
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