ニュージーランドの乳業大手・フォンテラのジョン・ウィルソン会長は、現地時間8日、ニュージーランドで、同社の乳製品からボツリヌス菌が検出されたことについて公式に謝罪し、徹底的な調査を約束しました。更に、業種全体の体系とグローバルサプライチェーンの改善も発表しました。

　ウィルソン会長は、「汚染された恐れのある乳製品のすべてが回収されたことを確認した。続いて、原因究明のための徹底調査を行い、発生原因を究明し反省する」と述べました。更に、「二度と同じような事件を繰り返さないため、業種全体の体系とグローバルサプライチェーンを改善する」と約束しました。

　またウィルソン会長は、「ニュージーランドの初級産業省が、世界各地にある40社以上のフォンテラの工場や事務室に対して捜査や経営実態調査も既に実施している。また、フォンテラ理事会は理事会付属の特別調査チームを作り、内部調査と政府調査を同時に展開していく」と述べました。（馬ゲツ・高橋）国際・交流へ