イタリアのレッタ首相は29日、「ギリシャが債務危機から抜け出しつつあると信じている。これは欧州全域に恵みをもたらすだろう」と表明しました。レッタ首相はまた、「イタリアとギリシャが欧州連合の輪番議長国を相次いで担当する2014年中に、債務危機から脱却するための共同戦略を策定していく」と表明しました。
この日、ギリシャ訪問中のレッタ首相はギリシャのサマラス首相との会談を終えた後、サマラス首相と共同記者会見を開き、財政赤字縮小と経済成長の回復に向けたギリシャの努力を強く支持すると同時に、国際救済協定に定められた義務をギリシャが履行するよう呼びかけました。
一方、サマラス首相は、「ギリシャとイタリアだけでなく、欧州全域も、改革と財政赤字の縮小、成長を一体とした取り組みが必要だ」と述べました。
両首相はまた、「失業率の低減と経済成長の促進をめぐり話し合ったが、この2つの課題が、ギリシャとイタリアが前期と後期に分けてEU輪番議長国をそれぞれ務める来年の優先議題になる」と表明しました。(Yan、大野)国際・交流へ
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