9日付米国の『ニューヨークタイムズ』では一面の目立つ場所に、習近平主席とオバマ大統領が会談した際の写真が掲載され、記事では両首脳の2日間の会談とその成果がまとめられました。記事によりますと、「米中両国の間には意見の相違があるものの、今回の非公式会談で両国間の距離が縮まった。米国側がはじめから強調しているように、今回の会談では具体的な合意や共通認識に達するつもりはなく、両国首脳の間に自由で快適な関係を結ぶことが目的だ。実際の会談内容を見ると、双方が米中両国の関係を改めて定義し、経済、政治、外交分野における意見の相違をできる限り無くそうという強い意欲を見せている」ということです。
ドイツのメディアも中米首脳会談に注目し、『ARD(ドイツ国営第一放送)』、『ドイチェ・ウェレ』、『デア・シュピーゲル』などのメディアは中米首脳会談を盛んに報道しています。
『デア・シュピーゲル』は、「今回の中米首脳会談には直接的な前成果はないかもしれないが、会談を通じて両国の関係がさらに進展し、相手国への理解もいっそう深まるとともに、両国首脳間の個人的な関係もさらに緊密化した」と報道しました。
日本の安倍晋三首相は9日のNHKの番組で中米首脳会談について、「世界の平和と安定にとって良いことだ」と歓迎した上で、「日米は同盟関係であり、これが米中関係との決定的な差だ。日本は全世界を眺めながら外交を進めたい」と述べました。
そのほか、インド、イギリス、フランスなどの主流メディアも、中米首脳会談について盛んに報道しています。(任春生、大野)
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