スイスを訪問中の李克強中国首相は25日、スイスの首都ベルンで同国のマウラー大統領と会談した際、双方は「自由貿易協定 (FTA)交渉の終了に関する覚書」に調印した他、金融分野における対話メカニズムを構築する考えを明らかにしました。

　李首相はその中で、「両国間のFTA交渉の開始から3年間、双方は絶え間なく努力し、最終的に質もレベルも高い互恵共栄の協定の締結を達成した。これは、中国がヨーロッパの国と結んだ初めての自由貿易協定であり、中国とスイス、または中国とヨーロッパの経済貿易関係にも重要な意義と長期的な影響を与えるだろう」と述べました。

　これに対してマウラー大統領は、「スイスと中国の友好協力関係は長い歴史を持ち、その基礎は固く、見通しも明るい。両国間のFTA締結と金融分野での対話メカニズムの構築は両国関係の発展にとってまた新たな一里塚となるだろう」という考えを表明しました。（万、NM）