チベット自治区ラサ市文物局とジョカン寺（大昭寺）管理委員会はこのほど、ジョカン寺の保存修理工事が行われていることを明らかにしました。

　保存修理について、ラサ市文物局の責任者は「金色の屋根や壁画などを修復保護する作業、防犯対策と消防施設、排水システムなどの改善作業、唐蕃会盟碑（唐朝と吐蕃の間で成立した長慶会盟の内容を記載した石碑）及び一部仏殿の改築を含む」と述べ、「国と自治区が関連する費用を負担する。金色屋根の修復だけに1億6000万元（およそ26億円）を投入する」と説明しました。

　ジョカン寺はラサ市の旧市街に位置し、1300年以上の歴史を持ち、2000年に世界遺産に登録されました。（万、山下）旅行・文化へ