これに対し韓国の世論は朝鮮特使の訪中は緊迫している半島情勢に転機を与えると見ています。
韓国聯合ニュースは「韓国政府は朝鮮が特使を派遣する事はプラスのサインで、自発的に中国と接触する意図を示唆するものではないかとみている」と述べた上で、韓国とアメリカ、中国、朝鮮の4カ国が対話の開催に合意すれば、朝鮮と周辺国との対話は準備段階に入るだろうとの見方を示しました。
また韓国放送公社(KBS)は、「崔竜海氏は中国側と中朝関係や半島情勢について討議する」と示した上で、「韓国とアメリカは来月それぞれ中国と首脳会談を行う。この重要な時期に金正恩氏の特使として崔竜海氏が訪中することは高く注目されている」と述べました。
このほか半島情勢と南北関係について、韓国の朴槿恵(パク・クネ)大統領は22日に「朝鮮が引き続き挑発を続ければ、アメリカと韓国は決して譲歩せず、いかなる援助も提供しない」と改めて自国の立場を表明する一方で、「交渉の扉は終始開いている。引き続き『朝鮮半島信頼プロセス』を推進していく」と強調しました。
さらに民間の間でも動きが出ています。韓国バスケットボールリーグも22日、統一省の許可を得て8月に朝鮮バスケットボール男子チームを招くことを明らかにしました。(万、吉野)
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