アメリカ財務省は16日、シリア政府の閣僚4人と航空会社1社、テレビ局1社に対し、制裁措置を取ると発表しました。

　米財務省は声明の中で、「シリアの国防相や保健相、工業相、司法相の4人の閣僚、さらに国営シリア航空と民間衛星テレビ局が、ブラックリストに入れた。米財務省は米国内にある、これらの個人と会社の資産を凍結し、米国市民との取引を禁止する」と説明しました。

　アメリカのオバマ大統領とトルコのエルドアン首相が16日、ホワイトハウスで、シリア問題などについて会談しました。オバマ大統領は「シリアに対して一層の措置を講じる権利を保持する。シリアは化学兵器を使用し、アメリカと同盟国の安全に脅威をもたらしたからだ」と述べました。（玉華、山下）　 国際・交流へ