中国の『人民日報』紙は13日の論説記事で、「中国とEUは利益の融和が進んでおり、すでに単純な貿易関係を大きく超えている。今後、双方は新たな経済成長につながる協力点を見出し、双方の投資を拡大すると共に、都市化や新エネルギー、先進技術、文化産業などの分野における交流と協力を強化すべきだ」と指摘しました。
論説はさらに、「最近、多くの国際組織がEUを世界的経済回復の"弱点"として捉え、EUに関する輿論は濃厚な"リスク論"や"危機論"の気分に覆われている。しかし、4年目に入って以降、欧州の債務問題や経済循環にはいささか好転の兆しが見えてきた」とした上で、「しっかりとチャンスをつかみ、中国とEUの互恵協力を推進することが、中国にとって建設的な行動だ。世界経済回復のプロセスにはまだ多くの不確実な要素が存在しているが、世界一の発展途上国である中国と最大の先進経済体であるEUが接近することには、大きなプラスの意義があるのは明らかだ」としています。(ZHL、大野)
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