7日、上海市で新たに2人の鳥インフルエンザウイルスH7N9型の感染者が確認されました。これまでに中国で感染が確認されたのはあわせて21人で、うち6人が死亡しました。
世界保健機関(WHO)のマイケル・オレアリー中国駐在代表は中国政府の対応について「迅速に調査し、即時に関連情報を伝えた」と評価しました。
上海で新たに確認されたH7N9型の感染者2人はいずれも男性で現在治療を受けています。今のところ、感染者2人と密接に接触した人に異常は見られていません。
オレアリー代表は感染経路について、「現地検査と関連調査を急いでいるが、まだ最終的な結論を得ていない。先週、今回の感染が鳥類と関連していることがわかった。ハトなどの動物が感染源の可能性がある」と述べました。
中国政府の対応について、オレアリー代表は「中国は実験室での対応が早かった。中国疾病予防抑制センターには感染源を早期に解明する能力があると信じている」と評価しました。
現在、国際社会は人から人に感染するかどうかについて関心が集まっています。WHOはこれに先立ち、「中国では、鳥インフルエンザH7N9型の感染者から他の人に感染する兆しは見られなかったが、鳥インフルエンザウイルスH5N1型のように限定的なルートで感染する可能性は排除できない」と発表しました。
中国国家食品安全リスク評価センターは7日、関連対応措置を配布し、肉や卵は火を通して食べることや手を洗うなど具体的な措置を訴えました。(万、吉野)
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