中国国務院の李克強首相は5日、北京で、ブルネイのハサナル・ボルキア国王と会談を行いました。李克強首相は、「中国とASEAN(東南アジア諸国連合)の前途と運命はこれまでのいかなる時よりも一層密につながっている。双方が協力と発展に焦点をしぼってともに努力し、南海問題を適切に処理し、両国関係が一層大きな発展を成し遂げられるようにしていくことを期待する」と語りました。
李克強首相はまた、「中国とブルネイの関係が戦略的協力関係にレベルアップしたことにより、双方の将来の協力と発展に新たな原動力とチャンスを提供できる。両国は二国間協力をそれぞれの実情や優位性、発展戦略と密に結び付け、経済・貿易、投資、人的分野の協力を強め、新しい成長スポットを育み、互恵協力の成果が両国の国民に一層恵みをもたらすようにしていかなければならない。ブルネイには、中国の中西部地区との協力と交流を積極的に展開し、共栄と発展を実現してほしい」と語りました。
ハサナル・ボルキア国王は、「中国は域内の経済成長に大きな貢献を果たしており、ブルネイもその中から多くのメリットを受けている。ブルネイは中国との協力と交流を更に深化し、中国―ASEAN関係をさらに新しいレベルに引き上げていくようともに促していきたい」と話しました。(Yan、中原)
| ||||
© China Radio International.CRI. All Rights Reserved. 16A Shijingshan Road, Beijing, China. 100040 |