中国チベット自治区のロプサン・ギャルツェン主席は27日夜ラサで、「チベット百万農奴解放54周年記念談話」を発表しました。

　談話は、「この54年間、チベットの諸事業は世界に注目される成果を挙げてきた。経済は飛躍的な発展を遂げ、インフラ施設建設は歴史的な跳躍を実現した。人民の生活は著しく改善され、社会事業は全面的な進歩を遂げ、寺院と僧侶の優遇政策は効果的に実施され、生態環境の保護と建設は絶えず強化されている」と表明しています。

　さらに、「歴史の真相を歪曲してはならず、祖国の尊厳を侵してはならない。人民の利益を踏みにじってはならず、民衆の生活に干渉してはならない。14世ダライラマ・グループがいかに破壊を進めても、これまでの祖国の繁栄と隆盛の歴史を変えることはできないし、チベットが祖国の不可欠の一部分であるという歴史的な事実を変えることもできない。チベット各民族人民の祖国の統一を護り、民族の団結を護るという揺るがない意志を変えることはできない」と述べています。

　談話は同時に、「チベットは今後、農牧業とインフラ施設の建設を一層発展させ、地場産業と生態文明の建設を重点に、民生改善と公共サービスを強化し、飛躍的な発展と社会の長期的な安定を推進していく」と表明しています。（玉華、大野）