皆さん今晩は、今日は中国の旧正月・春節の2日です。
あらゆる中国人にとって春節に里帰りすることはみんなが共にする信念のようなもので、中国人は里帰りを日々待ち望んでいます。それゆえ、外国にいて春節に帰郷できない人々の祖国と親兄弟への思いはいっそう深くなるものです。
アフリカ大陸南部のジンバブエに、ここ数年、援助活動や貿易などで滞在する中国人も例外ではありません。
中国政府から派遣された第12次医療援助チームの肖湘成隊長は2011年から3年連続ジンバブエで春節を過ごしています。
春節を前に医療チームの隊員9人が帰国し、交替要員がまだ到着していないため、隊長と隊員1人の2人で現地に残り任務を守っています。
肖隊長は、「春節のような最も大切な祝日には、『佳節(かせつ)に逢う(あう)毎にますます親(しん)を思う』、つまり、祝日になると身内への思いはいっそう深まる、という気持ちになります。両親は80代で体の具合も良くないから、いつも春節になると父母への思いが深まります。でも、仕事と親の介護を両立させることは難しいです。政府の海外援助は重大な仕事ですから、勤務が後数カ月延長されても構いません。ジンバブエから親の健康と長寿を願っています」と語りました。
アフリカ大陸南部では、2月はちょうど農業の繁忙期にあたり、春節の雰囲気はまったくありません。
中国政府の開発援助で設置されたジンバブエ農業モデルセンターのエンジニア余さんは、「中国は今、一家団欒の正月の雰囲気でいっぱいでしょうね。海外で親や家族と離れていると、何か失ったような感じです」と故郷への思いを語りました。
1980年代に生まれた若い李さんは中国大手鉄鋼メーカーのジンバブエ勤務社員として、春節中は1人で仕事を続けています。
李さんは、「家に帰りたいけど、仕事や個人的事情もあって帰れません。両親のためにたくさん稼いでいます。お父さん、お母さん、いつまでも元気で、健康を願っています」と祖国の両親への思いを語りました。
ジンバブエは中国の伝統的な友好国であり、ムガベ大統領は特別に中国国民に春節祝いのメッセージを送ってくれました。
ムガベ大統領は、「明けましておめでとうございます。私はジンバブエ政府と国民を代表して、中国政府と国民が長年にわたって我が国を支援してきたことに感謝しています。新しい年に両国関係のいっそうの前進と友情のいっそうの高まりを願っています」と述べました。(ジョウ、大野)
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