海外市場の需要の先行きが楽観視できなくなっていることを受けて、広東や江蘇、福建、山東など輸出規模の大きな省はこのほど、今年の輸出の成長見通しを昨年定めた8%から10%の見通しを5%に下方修正しました。

　中国の経済紙・『経済参考報』が30日に報道したところによりますと、2012年、各地は一連の輸出確保措置を打ち出してきましたが、海外の需要の不振が続く中、多くの省が年始に定めた目標を実現できなかったということです。全国の輸出額の4分の1を占める広東省は、2012年の成長目標を実現した唯一の地域となっています。

　業界内の予測によりますと、今年の輸出情勢は依然として深刻であり、2桁の成長を実現することは難しいということです。（万、中原）暮らし・経済へ