中国国務院報道弁公室が26日、「中国医療衛生事業白書」を発表し、医療衛生の基本状況を全面的に紹介しました。
白書は「中国は国民の健康保障と増進を非常に重視している。長年、農村を重点とし主に予防に努めている。漢方医学と西洋医学を共に重んじ、科学技術と教育に基づくこと、社会全体の参与を呼びかけることなどを方針にし、特色ある医療衛生事業の発展に取り組んでいる。すでに都市部と農村部をカバーする医療衛生サービスシステムの基盤が形成された。疾病予防能力が強化され、医療保障のカバー率も高くなると共に、衛生の科学技術レベルも日増しに向上し、住民の健康レベルは明らかな改善を見た」としています。
白書によりますと、国民の健康レベルは発展途上国の中でも上位にあり、2010年の平均余命は74.8歳で、男女別では男性が72.4歳、女性が77.4歳となっています。
2011年末現在、全国にある医療衛生機構は95万4000カ所に達しています。また世界最大規模の婦人幼児衛生観測ネットワークのほか、都市部をカバーする漢方医学の医療サービスシステムを構築しました。
また白書は「中国政府は、2020年までに都市部と農村部を対象にした健全な基本医療衛生制度を確立し、基本的医療衛生サービスの提供を実現する」としています。(Katsu、吉野)暮らし・経済へ
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