タイのスカムポン国防相は15日、タイを訪れた米のパネッタ国防長官と、首都バンコクで、2012年の防衛連盟の意向を示す声明に調印しました。声明は「引き続き防衛での連盟関係を強化して、共同でアジア太平洋地域の安全と平和の維持に尽力していく」としています。
声明によりますと、21世紀のさまざまな挑戦に対応するため、双方の防衛協力について、次の四つ面に力を入れていくとしています。
一、 東南アジア地域の安全のために、パートナーシップを強化していく。二、アジア太平洋及びその他の地域の安定を後押ししていく。三、両国と多国間の意思疎通を強化していく。四、各レベルの関係の構築、協調、協力を強化していく。
これについてパネッタ国防長官は「タイは、アジア太平洋地域における米の重要なパートナーの一国で、地域の平和と繁栄でますます重要な役割を果たしている」と強調した上で、「タイが軍事力を増強して、アジア太平洋地域の安全面、とりわけ海上安全の維持、人道主義援助と平和維持行動の展開でより重要な役割を果たすため、米は支援していく」として米政府の態度を示しました。
これを受けて、スカムポン国防相は両国の防衛協力について、「両国と多国間で展開していく。これは両国の外交や経済、文化などでの関係強化に有利だろう」と述べました。(朱丹陽 中原)国際・交流へ
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