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<党大会>準備万端、新しい戦略的思想の中身が焦点

2012-11-07 22:07:51     cri    
 中国共産党の第18回全国代表大会が8日の午前、北京で開幕するのに先立ち、7日に北京で開かれた記者会見で同大会の蔡名照報道官が今回の会議の関連状況について説明しました。

 5年おきに開かれる中国共産党全国代表大会及びそれにより選出される中央委員会は、中国共産党の最高指導者機関です。今回出席する代表の2268人は全国に8000万人あまりいる党員の中から選挙によって選ばれました。

 蔡報道官は記者会見で「中国共産党は今回の党大会で今後の中国社会の成長に関する戦略的な計画を練っていく」とし、次のように述べました。

 「大会はこれまでの5年間の党の活動と第16回党大会開催以降の実践ぶりを真摯に総括し、時代のニーズと人民の願望に適応する行動綱要と政策方針を合理的に打ち出し、中国の改革開放と社会主義近代化建設を全面的に押し進め、党の建設という新しい偉大なプロジェクトの全面的な推進に向け戦略的な配置を行っていく」

 8日から14日まで、7日間にわたって開かれる今大会では、中国共産党第17期中央委員会の報告や中央規律検査委員会の活動報告が審議、採択されるほか、『中国共産党規約(改定案)』の審議、採択が行われ、中国共産党第18期中央委員会と中央規律検査委員会の選挙が行われる予定です。

 蔡報道官は「中国共産党第16回全国代表大会以降、党と政府は民生向上に多大な努力を払い、積極的な成果をあげた。その一方で、中国社会の貧富格差の拡大が日ましに内外から注目されるようになった。効率と公平、先に豊かになることと後から豊かになることの関係を正しく処理することこそ、中国共産党の執政能力にとっての試練であり、億万の人々の切実な利益に関わることでもある」と現在の状況を述べました。その上で、「今回の党大会は、民生問題の保障と改善に全面的に取り組んでいく。制度の改善、公共サービスの建設促進を通じて、改革開放の成果を全国民が分かち合えるよう努力する」と述べました。

 民生問題のほか、官僚の汚職・横領と腐敗行為をいかに処罰するかについても執政党に対する期待の一つで、中国政府はここ数年、腐敗反対に関する多くの措置を取りました。統計によりますと、2007年11月から2012年6月までの間に、中国の規律監督検察機関は関連案件を64件以上立件し、63件あまりに判決を下しました。

 蔡報道官は「今回の党大会は腐敗反対、清廉提唱を極めて重要視するとともに、関連作業に関しても全面的な指示を出す」とし、中央規律検査委員会も腐敗行為の処罰、予防システムを構築し、2013年から2017年までの計画を立て、一連の教育、予防、監督、処罰制度とシステムを完備させていくことを明らかにしました。

 また蔡報道官は「中国の政治体制改革は中国の国情に基づき、中国共産党と人民が長年の実践で切り開いてきた正しい道をゆるぎなく歩まなければならない」と述べたほか、「政治体制改革の基本的な方向は、中国の特色のある社会主義政治発展の道を歩み、共産党の指導、人民の主導、そして法律による執政の一体化を図ることである。人民の主導権の保障に基づき、中国共産党と国の活力を増強し、人々の積極性を引き出すことを目的に、人民代表大会制度、中国共産党の指導を受けた多党派の協力と政治協商制度、民族地域の自治制度、末端組織の自治制度を堅持し、完備させる」としました。

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