中国の温家宝首相は31日に天津で、「中国とドイツの企業界は、絶えず革新を続け、協力の規模とレベルを引き上げ、社会的責任感を強化していく。対話と協議による問題の解決を希望している」と語りました。

　この日、温首相はドイツのメルケル首相と共に、両国の企業家らと座談会を行いました。温首相は「貿易協力の強化は、長期戦略的な意義がある。中国政府はドイツ企業の投資拡大を歓迎し、公平かつ透明な市場環境作りに励み、知的財産権への保護を強化していく。双方は、企業間協力に法律的な保障を提供し、便利かつ効率の高いサービスシステムを作るよう共に努力すべきだ」と語りました。

　メルケル首相は、「両国企業はそれぞれ独自の優位性を持っており、協力の余地は大きい。ドイツ政府は中国企業がドイツの投資拡大に利便を提供し、両国企業が友好的な話し合いを通して問題を解決することを支持する」と語りました。（イツゴウ、吉野）