中国の崔天凱外務次官はこのほど、クック諸島で、「中国と太平洋の島国との協力、言い換えれば中国がこれら国に提供した援助は発展途上国間の相互援助である。これは、先進国の島国への援助、いわゆるＯＤＡ（政府開発援助）、言い換えれば寄付国と寄付される国と間の関係とは全く異なるものだ」と述べました。

　崔天凱次官はクック諸島での第24回太平洋島国フォーラムのあと開かれる対話会議に出席するに先立って、記者のインタビューに答えた際、「中国は援助を受ける島国の願いと需要を尊重し、従来如何なる条件、特に政治的条件も付けず、援助プロジェクトでは援助を受ける国に不合理的な要求を出したことはない。しかも、中国の援助は島国自身の発展能力の強化と民生改善への援助を重視するようになっている」と強調しました。

　崔次官はさらに、「これら特色があるからこそ、中国の援助は島国の国民から歓迎されている。中国は今後も、これらの伝統を堅持し、島国と新しい協力法を探っていきたい」と述べました。（玉華）国際・交流へ