中国はこのほどマレーシアを抜き、タイの第一の観光客輸出国になりました。タイ観光局の最新データによりますと、今年上半期にタイを訪れた中国人観光客は112.4万人となり、外国観光客全体の約10％を占めていることがわかりました。

　中国の大手旅行予約ポータルサイトのシェチェン(携程)の統計によりますと、今年に入りタイを旅行する中国人観光客は2倍に増え、特に夏休み期間に集中したということです。8月のツアー・個人旅行の観光客数は初めて1万人を突破し、これまでの最高となりました。

　中国とタイの観光業界の関係者は、タイ旅行が中国人に人気が高い主な理由として、アクセスの良さとコストパフォーマンスが高いことを挙げています。具体的には地理的な近さ、ビザ発給手続きが簡単なこと、観光コースが豊富で選択の幅が広いことが観光客の人気を呼んでいるようです。中国ではタイへの旅行は早い時期から開放されており、観光開発も進み市場の認知度が高いことなども理由の一つになっています。（陳博、吉野） 旅行・文化へ