「中国・ロシア観光年」を記念する国家クラスの、文化を伝える放送プロジェクト「こんにちは、ロシア」が16日、北京の釣魚台国賓館で、放送開始式典を盛大に行いました。
16日から放送が開始された「こんにちは、ロシア」と題するシリーズ観光番組は、100人の中国人記者が100日間、共同で撮影したもので、中国国際放送局のオンラインテレビのほか、中国で観光を特化するテレビ局・「旅チャンネル」などのメディアで同時放送することになっています。
「こんにちは、ロシア」は中国国際放送局が主導した下で企画し、製作した番組です。中国国際放送局をはじめ、「旅チャンネル」や黒龍江省ラジオテレビ局、北京テレビ局、上海ラジオテレビ局など国内の地方テレビ局および大手新聞社である「参考消息」の記者100人からなる共同撮影グループが10のルートを経由し、それぞれの角度からロシアを報道しています。1ヵ月半にわたる取材撮影期間、合同撮影グループは、モスクワなど20あまりの都市を訪れ、ロシアの観光資源や歴史を詳細に紹介しています。
放送開始式典で、中国国家ラジオ・テレビ放送総局の李偉副局長が挨拶の中で、「中国とロシアのメディアが観光年というチャンスを逃さず、交流と協力を深め、両国の観光協力の促進や人文協力の内容を充実させる上で積極的な役割を果たすよう希望する。また、中ロ両国の全面的な戦略協力パートナー関係の増進に、よりよい雰囲気を作り出すよう期待している」と語りました。
また、中国国際放送局の王庚年局長は挨拶で、「『こんにちは、ロシア』は、『中国・ロシアの旅』、『わくわくロシア』に次いで、私たちの局が企画、実施したまたひとつの大型文化交流イベントである。この活動は、中ロ両国の善隣友好や交流促進に新たな一歩を踏み出した。「こんにちは、ロシア」の番組を通して、中国国民がロシアをさらに全面的に触れ、ロシア文化をいっそう理解できるようになるだろう」と語り、さらに「来年2013年はロシアの『中国観光年』である。これを記念して、中国国際放送局は、ロシアのメディアと提携して『こんにちは、ロシア』の姉妹篇である『こんにちは、中国』を製作する。今度は、ロシアの国民が、中国の美しい自然風景を楽しめるようになる。こうした番組が中ロ両国民の理解増進の架け橋になればありがたいと思う」と説明しました。
このほか、在中国のロシア大使も祝賀のメッセージを送りました。その中で、ロシア大使は「中国の主流メディアで放送されている『こんにちは、ロシア』という番組を通して、より多くの中国人が、ロシアの歴史や文化、自然、一般庶民の生活に対する理解を深めると同時に、ロシア観光に興味を持つ中国人がますます増えるだろう」としています。
なお、今回の式典には、中国外務省の程国平外務次官、国務院ニュース報道弁公室の王国慶副主任、黒龍江省政治協商会議の何小平副議長、国家観光局の祝善忠副局長らが出席しました。(劉非 山下) 暮らし・経済へ
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