中国衛生省食品安全・衛生監督局の蘇志局長は13日の定例記者会見で、『食品安全国家基準第12次5ヵ年計画』についての説明を行いました。それによりますと、中国の食品基準が整理され、第12次5ヵ年計画の末頃には、国民の健康を保障し国情に相応しい食品安全の国家基準体系が構築される見込みだということです。
蘇局長の紹介によりますと、食品安全法が試行される以前、中国では、食品や食品添加物、食品関連製品の国家基準が2000項目以上もあり、食品関連業界の各種基準は2900項目以上、地方基準は1200項目もありました。さらに食品産業の発展レベルやリスク評価能力などの制限を受け、現行の食品安全基準の絶対数は多いものの、矛盾点や重複点が存在し、また一部重要な基準が欠けていたということです。
そのため、『計画』は現行の食品基準のスリム化を目標に2015年末までに、現行の食用農産物の品質安全基準、食品衛生基準、食品品質基準及び業界基準に義務付けられた内容を見直すということです。また食品安全の国家基準の制定や改正に取り組み、食品安全国家基準の汎用性、科学性、実用性を高めます。さらに管理体制の健全化、プログラムの規範化、公開性と透明度の向上を図り、政府主導の下、各部門が協力しながら、全社会が共に参与する食品安全の国家基準管理体制と作業体制を確立するということです。(08/13 Lin 吉野)
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