楊潔チ外相は12日、カンボジアの首都プノンペンで行なわれた第19回ASEAN（東南アジア諸国連合）地域フォーラム外相会議に出席し発言しました。

　楊外相は席上、「国際金融危機の影響が引き続き際立ち、世界経済の回復が遅れている中で、アジア太平洋地域は速い発展の勢いを保っており、すでに世界経済の回復と成長を牽引する重要な原動力となっている。アジア太平洋地域の活発な協力は、この地域の発展、安定と繁栄の促進に重要な役割を果たしている」と語りました。

　楊外相はさらに、「グローバリゼーションが日増しに深化し、各国の利益が日増しに差し迫ったものになっている今日、対話と協力をもって共同の発展と安全保障を求めることこそ、持久的な平和を実現する唯一の道であり、これが各国の共通した責任でもある。アジア太平洋地域の国々はその知恵をもって、互いの相違点と矛盾を妥当に処理し、それぞれの利益の接点を最大限に見出すべきであり、またその能力をもっている」と述べました。（Yan）