中国人民解放軍の馬暁天副総参謀長は28日北京で開かれたサイバースペースの安全保障に関する国際シンポジウムで発言し、「サイバースペースの安全保障問題は世界各国を悩ませる厳しい課題となっている。国際社会はサイバースペースの安全確保のためのルール設定に共に取り組むべきだ」との考えを示しました。

　馬副総参謀長は「サイバースペースは陸、海、空、宇宙に次ぐ第5の空間となっているが、サイバー犯罪やサイバーテロによる被害が日増しに拡大している。オンライン詐欺や窃盗、ウィルスの作成と送信、および不正アクセスなどのサイバー攻撃は政府や社会の運営を脅かしている。国際社会はサイバースペースにおける国家主権を擁護し、現実での国際問題対応と同様に公正で合理的かつ友好的なをサイバー環境を整備していくべきだ」と述べました。（ジョウ、中原）暮らし・経済へ